西銀座ライカは銀座8丁目に事務所・簡易店舗をおいて、ドイツ・アメリカなどから中古ライカを輸入し、修理・整備のうえで数多くを販売していました。
まず国内で壊れたカメラがノークレーム・ノーリターンと書いてヤクオフにて多く売られていること。その他の品物でも説明以上にひどい状態の物品が、詳細を隠して送られて来ることから、『絶対に損傷品を、状態隠して売るようなことはしない』という方針を取り、整備したカメラを販売し、後に支障が見つかれば即刻無料整備し直しをしました。
最近においても横浜のヤクオフ販売の会社からアンプを落札購入したところ、600円也を払って廃棄処分をしてもらうような錆だらけのアンプを送って来て、連絡をくり返しても返答無しという事態がありました。
瑕疵を隠したノークレーム・ノーリターン販売は数限りなくあると推察できます。
ノークレーム・ノーリターンは状態を正確に明示して、消費者側が了解のうえで購入するものであり、コンプライアンス遵守と同じことです。
それを隠して、中古品だからノークレーム・ノーリターンとしてまかり通らせるのはビジネスではありませんし、慣行を続けるべきではないと考えています。
それで西銀座流通ネットという新しいしくみの中古品流通網を創り、慣例にもとづいた高額のヤクオフ代行手数料とあまりに安価買取の中古品買取業者の中古品流通を改善し、消費者の側に立ったシステムの運営を目指しております。
新しい考えに賛同する中古品扱い事業者とネットワークを築いて、ヤクオフ出品において
①瑕疵を隠した販売をしない。
②傷や損傷を隈なく記載する。
③商品説明はていねい・詳しく書く。
④ノークレーム・ノーリターンで損傷品を売り抜けるのでなく、返品可能。
を掲げることで、購入者に泣き寝入りをさせて来たような販売業者は淘汰されることを狙いとします。
さらに損傷を隠すような事業者に中古品が手に渡らず、誠実・堅実なネットワークが扱うことで自然淘汰を願っています。
改善の余地はたくさんあると思っており、お客さまとともに歩んで、想い出の品・惜しみながら仕方なく手放す品になるべく多くの換金額が得られるような西銀座流通ネットにして行く考えでおります。
ノークレーム・ノーリターンは天下御免ではない(法的責任)